【エンジニア必見】おすすめ英語資格と勉強方法をわかりやすく解説

英会話

エンジニアでも役立つような英語の勉強をしたいけど、何の資格から勉強するか悩んでいませんか?

忙しいエンジニアでとって、英語資格の試験対策に失敗して時間を無駄にしたくないですよね。

英語の資格といっても、何を受けるかによって勉強方法は変わってきます。

特に、試験の傾向にあわせて英単語の勉強や対策をしておかないと、勉強した時間のわりに良い結果が得られない可能性もあります。

私は現在IT部門で働いており、外国人ITエンジニアと共にプロジェクトを進めた経験があります。

また、大学生時代に3年間でTOEICスコア300点台から800点台まで英語力を鍛え、英検準1級を取得しました。

この記事では、TOEICと英検を取得するメリットと勉強方法をご紹介します。

効果的な試験対策を知り、自分のキャリアに役立つ英語資格を取得できるようになりましょう!

この記事はこんなITエンジニアにおすすめ!

  • どの英語資格を取得するか悩んでいる人
  • 今後、英語を使ってキャリアアップしたい人

記事の要約

  • 実務ですぐに使える英語を身につけたい人はTOEICで600~700点台を目指す
  • 英語力を総合的に向上させたい人は英検2級がおすすめ

この記事のライター

  • 金融機関のIT部門にて対個人向けアプリに携わる(主にPM業務)
  • be動詞も分からない状態から約3年で英検準1級取得 & TOEIC L&Rスコア 815
  • AWS SAA、基本情報技術者

エンジニアがグローバルに活躍するためには、英語力が必要不可欠です。

技術資料の多くが英語で提供され、海外メンバーとのコミュニケーションでも英語が使われます。

そこで、エンジニアにおすすめの英語資格としてTOEIC L&RTOEIC S&W英検の3つの資格の内容と効果的な勉強方法を解説します。

エンジニアにとって英語の資格として目指しやすいものは、TOEICと英検です。

TOEICはビジネス英語に特化した試験内容になっているため、実務で英語を使う人は仕事に活かせる英語を学べます。

試験はリスニング&リーディング(L&R)とスピーキングとライティング(S&W)の2つに分かれています。

普段の業務で技術書を読むことが中心であればL&Rに取り組みましょう。

海外メンバーとのコミュニケーションで英語が必要な場合は、S&Wに取り組みましょう。

英検では英語の4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)を総合的に鍛えることができます

具体的に、どのくらいの英語レベルを目標とするか悩んでいる人は次の基準を参考にしてみてください。英語力の国際標準であるCEFR(セファール)を参考にすると、ビジネスで求められる最低限の英語力はB1と言えます。

  • 英検2級
  • TOEIC L&R 600~700
  • TOEIC S&W 200~250

TOEIC L&Rは、ビジネス英語のリスニングとリーディングに特化したテストです。

ビジネス文書を正確かつ素早く読み解く力や英語での動画教材や説明を問題なく聞き取る力を身に付けられます。

例えば、新しいAWSサービスを導入する際、公式の技術ドキュメントを素早く理解できる能力は、自分の情報収集能力の高さの裏付けになりますよね。

TOEIC L&Rは多くの企業が英語力の指標としています。そのため、ビジネス英語を学べるうえ、転職のアピールにも使えるため非常に有益な資格です。

TOEICはPart1~7で構成されています。Part1~4までがリスニングで、Part5~7までがリーディングです。リスニングパートは約45分間、リーディングパートは約75分間になっています。

各Partの問題内容を見てみましょう。

それでは、TOEIC L&Rの具体的な勉強方法をご紹介します。

単語アプリで語彙力強化

TOEICは特定の単語が頻出するため語彙力が得点に直結します。

ビジネスならではのrevenue(収益)やbranch(支社)といった単語もありますが、エンジニアでもよく見るexception(例外)やlaunch(開始する)といった単語もよく出てきます。

クイズ形式で学習できる単語アプリを使えば、ゲーム感覚で語彙力を鍛えることができます。

リスニングの反復練習

通勤時間を活用してポッドキャストやYoutubeの聞き流しを聞くのも効果的です。

TOEIC対策に特化した内容に飽きたら「興味のある内容」の英語の動画を探してみましょう。

気分転換としてIT関連のニュースなどを聞いてみると、学習を続けやすくなり、語彙とリスニング力を自然に伸ばすことが可能です。

時間内に解けるように模試をしておく

TOEIC試験は時間との勝負でもあります。

リスニングでは、問題文の音声が制限時間内に流れ続けます。そのため、問題のリスニング→解答のマークを塗る→次の問題の聞かれることをチェック→問題のリスニング・・・の繰り返しです。

試験本番に、どの解答か悩んでしまうと次の問題の準備ができなくなり、取れたはずの問題を落としてしまう可能性があります。また、リーディングでも長文読解等で時間が足りなくなりがちです。

600〜700点を取る上で、どこのPartが自分が得意なのかあらかじめ把握しておくと、落ち着いて試験に臨むことができます。

TOEIC S&Wは、ビジネスメールの作成や電話対応に特化した試験で、エンジニアに必要なスピーキングとライティング力を養えます。

「実際の会話力がないと役立たないのでは?」と感じる方も多いですが、丁寧な文章作成能力はクライアントへの連絡でも活用できます。

特にクライアントに開発の進行状況をメールで報告する時の定型文を覚えてしまうと便利です。

発音を鍛えるならシャドーイング

TOEICのスピーキングテストでは、音読や日常的な質問に解答することが求められます。

効果的な学習方法はシャドーイングです。

シャドーイングとは、英語を聞きながら1〜2語分遅れて、内容をそのまま真似して発音する英語学習方法です。

シャドーイングではリスニングを鍛えながら、発音も同時に学ぶことができます。

定型文の暗記と実践

ビジネスメールで失礼のない定型文を覚えることは重要です。

TOEIC S&W対策でも定型文を覚えておくと、本番で整理されたメール作成を簡単に書くことができ、冷静に試験に臨むことができます。

例えば、「I’m writing to inform you about…」や「Thank you for your understanding.」といった定型文を暗記しておくと、メール作成が楽になります。

オンライン英会話での実践練習

オンライン英会話で実際に話してみることがスピーキングを鍛えるための最も効果的な練習方法です。

また、オンライン英会話はリモート環境でのやり取りの練習になります。

「予想外の質問にどう答えればいいかわからない」と感じる方も多いですが、会話を重ねることで自信がつき、リアルな対応力が身に付きます。

「英検は学生向けでは?」と疑問に思うかもしれません。しかし、英検はリーディング・リスニングに加え、スピーキング・ライティングも含む総合的な資格です。

IT企業の中で外国人メンバーと協働する場合、英検で学んだ英語の基礎力が役立ちます。

たとえば、プロジェクトの途中で上司から「クライアントに新機能について英語で説明してほしい」と依頼されたとき、英検の練習で得た英会話力がそのまま活きる場面です。資格取得を通じ、日常業務でも役立つスキルが養えます。

エッセイライティングでの論理的思考力向上

英検の小論文問題では、意見を論理的にまとめる力が求められます

英検の小問題は、業務でのプレゼンや技術解説にも役立つスキルです。

英語力を磨くことで、複雑な内容を簡潔に説明できるようになるため、技術的な報告書作成の際も重宝します。

社会的な問題に対して、英語で自分の考えを書く・話せるように

英検のライティングや面接では、社会的なテーマが取り扱われることが多くあります。

直近の2024年10月の一次試験では「オーバーツーリズム」についての内容になっています。

また、過去にはリモートワークや少子高齢化、再生可能エネルギー等が取り扱われていました。

時事的な内容になるため、普段からニュースをチェックしておき、関連する英語をおさえておくことが試験対策になります。

面接対策をしておく

スピーキングが苦手でも、英会話練習を通じて会話力が向上します。

実際のビジネスシーンでは、相手の質問に素早く対応する力が求められますが、英検の面接対策を通じて瞬時に回答する自信が得られるでしょう。


忙しいエンジニアにとって、本業ではない英語資格の学習を続けるのは簡単ではありません。

そこで、モチベーションを維持しやすくなる方法を紹介します。

資格取得は短い目標で設定する

エンジニアとして、IT関連の勉強や情報収集で忙しいと英語の勉強が後回しになりがちです。

しかし、あなたが今後英語で苦労したくないのであれば、短い期間であえて英語を勉強するようにしましょう。

期間としては3ヶ月〜6ヶ月ほどで徹底的に英語漬けにすることで、少ないリソースでTOEICのハイスコアを取ることが期待できます。

実際の使用場面をシミュレーションする

学習したフレーズやスキルを業務でどう活かせるかを想像すると、理解が深まります。

例えば、TOEIC S&Wで学んだ「状況説明のスキル」をクライアントへの進捗報告に応用する、といった実際の場面をイメージしてみましょう。

そうすることで「このフレーズを使えば相手に安心感を与えられる」といった、現実的な効果が想像でき、英語学習への意欲が高まります。

日常のルーチンに組み込む

毎朝5分間だけでも学習する時間を作ることで習慣化が進みます。

忙しいエンジニアでも毎日少しずつ学ぶことで知識が積み重なり、1ヶ月後には大きな成長を感じられるでしょう。

特に、英単語は毎日の積み重ねです。聞いていない期間が長くなればなるほど、定着しにくくなってしまいます。

また、習慣化することで「今日は学習しなかった」と後悔することも減り、長期的なモチベーション維持が可能です。

まとめ

エンジニアにとって英語力は、自身のスキルを広げ、より多くのチャンスを掴むための大きな武器です。

TOEIC L&RやS&W、英検といった資格を取得することで、業務で求められる英語スキルが向上します。

技術ドキュメントの読み解きや、グローバルなプロジェクトでのコミュニケーションなど、資格で鍛えた英語力は、すぐに実務に役立つでしょう。

また、モチベーションを保ちながら学習を続けるためには、自分なりの方法を取り入れ、生活の中に英語を自然に組み込む工夫が必要です。

資格を通じて得られるのは英語力だけでなく、エンジニアとしての総合的な成長です。

ぜひ、この記事を参考に、今後のキャリアに役立つ英語学習を始めてみてください。

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